EXHIBITION

MONTAGE BIO ROOM

時を超え、変わることのない価値観の創造 “BIO ROOM”とは

新たなライフスタイルシーンの創造を牽引してきたMONTAGEが、2019年のテーマとして掲げた“BIO ROOM(ビオルーム)”。

仏語でオーガニック(有機)を意味する「BIO」に、英語の「ROOM」を組み合わせてMONTAGEが創った造語だ。昔から伝わる自然体の美しさ、素材を生かした高品質、環境に寄り添った付加価値。そうしたことを自然に感じ、自然に過ごすことへの提案をすることが、次なるSTEPになっていくと考え“BIO ROOM”というテーマが生まれた。

MONTAGE 21 BIO ROOMブースの様子

第21回目となる合同展示会:MONTAGE.21では、新設されたBIO ROOMのブースに14の企業が集結し、グリーン・オーガニック・エコロジー・フェアトレード・エシカルなど、これまでも様々な言葉で謳われ、求められてきた行動を“BIO ROOM”という表現の基、新たなアプローチで商品の提案を行なった。

今回はその一部を紹介していきたいと思う。

日々の暮らしの中で、人は何を大切に考え、どうモノを選ぶのか?

女性バイヤーを中心に興味を持つ人が多く見られた

人間は毎日様々なことを考えて選択をし、生きている。それは常に一定ではなく、時代や環境、年齢などの様々な要因で変化していく。

例えば、食品はもちろんのこと、肌に直接触れる化粧品・スキンケアアイテムにおける「安心・安全」を重要と考える人は、十数年前と比べて大きく増えているだろう。生産者の顔がわかる製品、成分にこだわった製品が、自分らしい暮らしにこだわる主に30〜40代の女性や海外観光客から評価され、百貨店などの化粧品売り場ではメイドインジャパンのコスメ(日本製であることの信頼感)が売り上げに大きく貢献している。

選びたくなるモノ、買いたくなるモノに大切な要素とはいったい何だろうか。

“製品のすべてを日本製にこだわる”

キャライノベイトは、アロマ・フレグランス雑貨やコスメなどを中心に、香りのモノづくりをしているブランドだ。「日本の素晴らしいモノづくりの技術を、時代に合わせた柔軟な発想で商品を創造し、日本の技・伝統を守りたい。」そういった想いで、成分からパッケージまですべてを日本製にこだわってモノづくりを行っている。

「日本製」であることは、多くの人々にとって「安心・安全」であることへの信頼感でもあり、モノを選ぶときの重要な要素の一つとして捉える人も多いのではないだろうか。

とはいえ、「日本製」であることだけが重要なのではない。生産者や売り手の想い、こだわりやバックグラウンドが見えるということもブランドや製品の強みとなっていくのだ。

-農産物 × 香り のモノづくり-

日本の伝統農産物と「香り」製品の開発技術を融合

日本にはそれぞれの地域ごとに特色を持った農産物やそれを育てている人、伝統が息づいている。しかし昨今では農家の高齢化・後継者不足で先行きが見えない地域が少なくない。

この現状を目の当たりにしたキャライノベイトは自社のもつ「香り」製品の開発技術と日本全国の伝統(農産物)を組み合わせて新たな商品「WANOWA(ワノワ)」を作り、多くの人に知ってもらうことで、日本の生産者たちが受け継いできた伝統やそこでしか作れない価値のある農産物をこれからも発展させていけるのではないかと考えた。

WANOWAは、使う人が造る人、造る人が使う人を想う、気持ちの「環」を造るブランドなのだ。

ゆずやヒノキなどの日本らしい香りは外国人からの人気も高い

石川県美能市の国造ゆずや、岐阜県中津川市の加子母ひのきを使ったハンドクリームやミルクローションなどのスキンケアアイテムを展開し、日本地図に生産地の印をあしらった落ち着いた配色のパッケージは、日本らしい奥ゆかしさを感じさせる。ブランドコンセプトやデザイン性の高さからセレクトショップでの展開が中心で、インバウンドの人気も高い。また、売り上げの2%は生産者へ還元され、持続的な生産を支援する活動に充てられている。

ウッドデザイン賞2018・受賞

一点ずつ木目や色味の異なる木製容器はインテリアにも馴染みやすい

植物から抽出されたエッセンシャルオイルと、保湿力の高いホホバオイルやミツロウなどでつくった、植物由来原料100%の練り香水アロマレコルトシリーズの「natural solid perfume 」。成分へのこだわりだけでなく、その容器にもキャライノベイトのモノづくりへのこだわりが詰まっている。

岐阜県中津川市の木工職人がひとつひとつ手作業で成形から焼印まで施して円形に象られた容器は、本物の木を使用しているので木目も色味もそれぞれ異なり、木製ならではの温かみや風合いが楽しめる。中身を使い切ったあとも、アクセサリーや小物入れとしてぜひ活用してもらいたい。

キャライノベイトが考える“日本のモノづくりの技術を時代に合わせた柔軟な発想で商品化”した「natural solid perfume 」は、木のある豊かな暮らしの発展に貢献する製品・取り組みを表彰するウッドデザイン賞において、木を使って人の心を豊かにし、身体を健やかにしているものに贈られるウッドデザイン賞2018ハートフルデザイン部門賞を受賞。 アロマレコルトシリーズでは、練り香水の他にスティックディフーザー・ルームスプレー・ハンドクリーム・バスソルト・アウトドアクリーム・チューブスクイザーなども展開している。

作り手の想いや魅力を買い手に伝える商品提案と売り場づくり

グリーン・オーガニック・エコロジー・フェアトレード・エシカルなどの言葉で謳われるように、「安心・安全」や「地球に優しい」ということは、購買や消費における重要なポイントであり、訴求力(購買意欲を刺激する力)を高める要因となる。

キャライノベイトのWANOWAはブランド独自のホームページを充実させ、店頭でのPRだけでは伝えきれない製品の魅力・生産過程などを詳しく紹介している。現代のコンテンツマーケティングにおいて、様々な商品を比較検討する際にブランド独自のホームページを充実させているアイテムは優位になる。WANOWAはDECAXで言われるDiscovery(発見)・Engage(関係構築)の部分、つまり消費者自身が発見し製品と深く関われる場所の用意することで、現代の商品購入プロセスに沿った、訴求力の高い製品と言えるだろう。

実際の店舗での売り場づくりや来店するエンドユーザーへの商品提案でも、アイテムの魅力が買い手に伝わるようなPOPやパッケージを活かしたディスプレイなど、ブランドの強みを活かしてこれらをヒントにすることができるのではないだろうか。

掲載ブランド紹介

株式会社キャライノベイト
Kyara innovate .Inc

地域・伝統・文化にフューチャーし、 情報発信をしながら東京・浅草で日本製の香りのモノづくりをしているメーカー。自社オリジナル製品の企画・生産はもちろん、OEM商品の企画・製造、卸販売のほか、自社ショップやEC店舗の運営も行う。

主なブランド:WANOWA、arôme récolte、kokyu、Bijouなど

公式ホームページはこちら
https://kyarainnovate.jp