ITEM

セレクトショップで扱うべき「食器」の基準とは?

“セレクトショップ”で食器を買う理由

食器は、食器専門店、キッチン用品店、工芸品店、100円ショップなどの均一ショップ、屋外イベントなど様々なところで購入することができ、その価格帯も非常に幅広い。

その中で、顧客が食器を購入する場所としてセレクトショップを選ぶ時、どんな理由があるのか。そこには、暮らしを豊かにしてくれるモノを“多方面的に”提案してくれる、セレクトショップならではの視点で集められた独自の魅力があるからではないだろうか。

今回は、セレクトショップが扱うべき食器の基準について考えてみよう。

「なんでもある」より「これしかない」の潔さが商品価値を高める

「食器」とひとことで言っても、大きさ、素材、用途、生産地など、商品を選定していく上で考えられる要素はたくさんある。

皿で考えるならば、和食か洋食かではテイストや素材が変わるし、大皿と薬味皿ではサイズも変わる、訴求したいターゲットのライフステージによっては必要枚数も変わるため価格帯にも注意が必要だ。

さらに、皿の商品選定をしていくうちに、「セットで使えるカップ」や「色(柄)違いの皿」、「テイストの合うカトラリー」、「テーブル周りの小物」など、一緒に販売したい食器やキッチン小物の種類がどんどん浮かんでくるだろう。

そこで、様々な顧客のニーズに応えるべく多彩な商品ラインナップで売場展開をしたとしよう。取り扱いアイテムが豊富なことで「あの店に行けば何でも揃う」となればいいのだが、たくさんありすぎて「どれが良いのかよくわからない」=商品価値がきちんと伝わらない売場になってしまう可能性も考えられる。

食器以外の商品に対してもそうだが、“なんでもある”よりも“こだわりの一つがある”ほうが、ブランド価値・商品価値を高めてくれるということを忘れてはいけない。

今の暮らしに合う、昔ながらの上質な器

個性豊かな日本の焼き物が、今の暮らしに合う形へと日々進化している。日本六古窯である越前焼、瀬戸焼、常滑焼、信楽焼、丹波焼、備前焼を始め、萩、九谷、波佐見、益子、美濃など各地で伝統的な技術を用い、現代の暮らしに合うようにデザインされた商品が開発されている。

「と」が手掛ける常滑焼の急須と保容器もその一つだ。日本六古窯の一つである常滑焼は、耐水性に長けており急須などは古くから愛されている。それらの特性を活かし開発された「と」の保存容器は、蓋を閉じると本体と合わさる部分がしっかりと密着することで、シリコンパッキンなどを使用していないのに密閉度が高く、例えばチップスなどを3ヶ月入れておいてもパリパリのままだという。

陶・木・ガラス・金属などの伝統工芸品の技術を継承し、現代の暮らしに合うモノは、「自分らしい暮らしにこだわりを持つ」顧客の心に響くはずだ。

ギフト商材として人気の器とは?

これから食器を導入しようと考えているセレクトショップや、食器売り場面積の狭い店舗へお勧めしたい器はグラスやマグカップだ。グラスやマグカップは棚陳列がしやすく、紅茶、酒類、ハンカチ、カトラリーなどの他商材とのギフトセット販売もしやすい。

日本人がもつ美的理念を現代のライフスタイルやインテリアに合わせて商品を開発する美濃焼のブランドANGLE(アングル)ではマグカップが人気。

祝い品、お礼品、お土産品など、誰に向けたどのようなギフトかを考えた選定をすることで、既存顧客だけでなく、新規顧客・インバウンドへの訴求、シーズンイベントでの集客にも繋がるだろう。

セレクトショップで扱うべきは、顧客の“豊かな時間”を叶える食器

様々な場所で容易に食器が買える中で、顧客があえてセレクトショップを選ぶ理由は、このブランドが選んだ食器なら間違いがないという「信頼」だ。

安心安全を第一に考えた子ども用食器の提案、「お米にまつわる道具(土鍋やおひつ)」のように特定の食材にこだわった編集、北欧のガラス食器のみを集めたコレクション、近年人気のアウトドアに特化した食器など、選定基準には様々な切り口がある。

食器は毎日使う身近なものだからこそ、セレクトショップの提案したい“豊かな時間”とは何か、が伝わりやすい商材だ。インテリア商材のように食器にも明確な店舗独自の基準を設定し、他店との差別化を図りたい。

掲載ブランド紹介

株式会社 ANGLE(アングル)

日本人が持つ特有の美的理念に基づいて作られ、長く愛用されてきた伝統的な製法・ストーリーを様々な視点から考察し、よりクリエイティブに昇華しながら現代のライフスタイル、インテリアに合ったモノを生み出すことをコンセプトとした陶磁器ブランド。現代の暮らしにすっと馴染み、食卓に色を添えてくれる美しさと温かみがあり、普段使いからおもてなしの器としても活躍します。

取り扱いアイテム: 皿、茶碗、マグカップ、カップ&ソーサー、一輪挿しなど

公式ホームページはこちら
http://angle-corp.com/


REAL STANDARD LIFE

2010年に帆布バッグブランドとして立ち上げられ、トートバッグを中心に、男女問わず普段使いができる商品を企画製造している。2019年より新たに、常滑焼の急須や知多木綿の手ぬぐいなどを扱う新ブランド「と」を展開。職人の技、伝統的な物、素材、クリエイターのデザインなどを、様々なアプローチでこれまで馴染みのなかった世代や世界へと広めている。

取り扱いアイテム: トートバッグ、ポーチなど

公式ホームページはこちら
https://real-iwata.wixsite.com/realstandardlife-to